TOEFL対策~Reading~
TOEFLを受ける際におそらく最初の壁になるであろうReading。ここで安定して27~30点あたりをとれるようになると、100点突破に一歩近づくのではないでしょうか。
自分の場合、TOEFLを受け始めた最初の頃は単語力も読解スピードも無かったため最終問題までたどり着かずに終了、ということもありましたが、最終的にはなんとか30点が取れるようになりました。そこで、30点獲得までの変遷や、実際に行った対策などをまとめてみました。純ドメの人でも対策次第で満点が狙えるセクションだと思いますので、何かしらの参考になれば嬉しいなと思います。
◯獲得スコアの変遷(Rのみ記載)
・初回 15点
・10回目~20回目くらい 20点前半~25,6点
・23回目 30点
・出願時 27点
今見返すと初回15点はなかなか悲惨…。後半ほぼ勘で答えてるであろうことがスコアから伺えます。
初めて30点が出た時は、そこまで確信がなかったので家のパソコンで結果をみて雄叫びをあげる程驚きました。
◯スコア別対策内容
・Rの対策で大切なのは「単語」「速読」「問題演習」だと思っていますので、その3つに分けて、実際に行った対策を書いていきたいと思います。
▽15点~20点時の対策
・単語
単語帳としてwebでよくキーワードに挙がる3800を選択。レベル1~2くらいまでを覚える。
・速読
速読の重要性に気づいておらず、特に対策なし
・問題演習
barronsやOfficial Guideを演習。復習は少なめ。
⇒この時点での反省点
・このくらいのスコアの際に圧倒的に足りていない力は単語力。単語をレベル3くらいまでは仕上げるべきでした。
・問題演習の復習を徹底するべきでした。復習の過程で問題文を読み返し、淀みなく理解でき、脳内で図がイメージできるレベルまで読み返すことで、最初は時間がかかっても、叙々に読解スピードがあがってきますが、この時点では復習を軽視していました。
▽20点~25点時の対策
・単語
3800をレベルまで暗記。その後、「同義語とあわせて覚えるTOEFLテスト頻出英単語4000」に切り替え
・速読
Japan timesや朝日新聞の英語記事を多読。ペンギンリーダーズで多読。
・問題演習
公式模試を購入して実践。
⇒この時点での反省点
・読解スピードに難ありとようやく気付き、英字新聞やネット記事などよ読みあさりました。英語を英語のまま理解する訓練に役立ったような気がしていますが、本当に効果があったかはよく分かりません。
・問題演習をもっと行うべきでした。Barronsやオフィシャルガイドでは難易度に乖離がある(本番の方が難しい)ため良い練習材料を探していましたが、中々みつからず。
▽25点~30点時の対策
・単語
単語帳を完了させた後は問題演習時に遭遇した知らない単語をノートにまとめ、オリジナルの単語帳を作成。隙間時間にチェック
・速読
問題演習中心に切り替え、速読練習はストップ
・問題演習
Andy先生の勉強会にて模試約30セットを購入。3回程繰り返しとく。
◯おすすめの参考書など
・単語:「同義語とあわせて覚えるTOEFLテスト頻出英単語4000」
3800も使いやすいですが、個人的に
- 索引がレベル別にわかれており、使いづらい
- 時折、「本当にこんな単語でるのか?」というような、問題演習でも全くみかけない単語が出てくる(あくまでも私感)
といった理由より、上記単語帳に切り替えました。
この本はAffinityでTOEFLを教えている(2013年4月時点)内宮先生の著書です。
3800と遜色無い単語の網羅性に加え、同義語も合わせて覚えられるので重宝していました。
・速読:「ペンギンリーダーズ」シリーズ
参考書では無いですが、速読・多読用に使っていたので記載します。
まず、速読のコツとしては「簡単な英語を、できるだけたくさん読む」ということです。帰国子女やネイティブでない限り、これまでの人生で読んできた英文の数はそこまで多くはないはず。そんな状態で突然アカデミックな英文を読んでも、理解は覚束ないしましてや時間のプレッシャーの中ではすんなり頭にはいってこないのではと思います。
自分の場合はそうでしたで、この「ペンギンリーダーズ」を使用しました。
これは、童話や有名な映画など、誰でも知っている話が簡易な英文で書かれている薄めの本です。これを大量に購入し、勉強に疲れたときや移動中などに読んでいました。
英書ですが、Amazonを使えば買えます。都内だと、東京駅近くの丸の内オアゾの本屋でたくさん売っていました。
ちなみにこの勉強法は、Affinity野口先生に教わった方法です。
・問題演習:Andy先生の授業で買える模試のセット
Andy先生というTOEFLで119点とってる富山在住の方がいるのですが、この方が月に何回か東京に来てTOEFLの勉強会を開いてくれます。
ここで、さまざまな教材を教えてくれるのですが、その中にこの模試セットがあります。
この模試は、WEBで買えるETSの模試とほぼ同じ形式をしており、パソコンを通して本番さながらの画面で練習できるので、実践感覚を養うのに最適です。
RLSW全てのセクションが入っているため、Rのみに限らず全ての練習に使えます。
この模試を購入後は、以下の方法でひたすら解き続けました。
- 各問題を時間を計って解く。
- 各問題ごとに時間をはかり、時間をロスした問題の原因を理解する
- 苦手なトピックを集中して取り組む
- 知らない単語が出た際は自己作成の単語ノートに書き込む
- 復習時は脳内で図がイメージできるレベルまで読み込む
- 各問題を3ループは行う
◯予備校
・個人的にRは予備校なしで行けると思います。予備校に通っても結局単語暗記と問題演習なので、自分で問題を解いたほうが効率的かと思います。(本当に分からないところに時間を割ける。「今日はRこれだけやってあとはLやろう」などといった調整ができる)
・といいつつ、受験時は自分の勉強法があっているのか不安だったこともあり、いくつかRのために予備校に通いました。効果の体感・授業後の継続的成長の実感という意味では、上述のAndy先生が一番でした。
以上です。
長々書きましたが、30点ゲットできる役に立てば嬉しいです。
では