TOEFL対策~Speaking~
今日はTOEFLのSpeakingについてです。
Speakingで最も重要なこと、それはドナルドのE4TGに通うことです。
また予備校かよ!という感じですが、厳密に言えば「適切なタイミングでE4TGに通い、その後徹底的に復習すること」が大切となります。
まずなぜドナルドのE4TGがいいのか?個人的には以下のように思います。
※受講したのは2012年なので今は多少変更があるのではと思います。ご注意ください、、、
◯ドナルド E4TGが良い理由
・多くの問題演習がこなせる
⇒日本人にとってSpeakingはとっつきにくく、どうやって問題演習したらよいかもよくわからないもの。そんな中ドナルドのレッスンで否応なく問題演習をする機会を得ることができるのはよいチャンスだと思います
・他の人の回答を大量に聞ける
⇒ドナルドの授業はだいたい5,6人一組で行われるため、周りの人の回答を聞くことができます。
すでにペラペラな人もいれば始めたばかりの人もいるので、できる人の回答を聞いて参考にするという意味でも、自分と同じレベルの人を見つけて切磋琢磨するという意味でも有益です。
授業後には過去の受講生の回答録音集ももらえるので、気に入ったフレーズなどみつけて自分のものにすることもできます。
・(ミニ)発音矯正レッスンを受けれる
⇒自分の回答を言ったあと、発音がおかしいところに対しドナルドがフィードバックを受けます。その後、発音がおかしな所に対して、(バイトでE4TGで働いてる)ネイティブの人と発音レッスンをする時間があるので、自分の発音の癖や、明らかに日本人っぽい発音を少しづつ直すことができます。
E4TGの良いなと思うところはこんなところですかね。
いろいろ良い所を書きましたが、受講後しばらくはSのスコアは全く伸びませんでした(笑)
理由としては、
・リスニングが18~19点の頃に受講したので、Part3~6の問題リスニングに難があった
・RとLのスコアメイクに時間をとられSの復習をほとんどしてなかった
と思ってます。…まあこの状況だと伸びないのは当たり前ですよね。
その後、リスニングで25点以上とれるようになり、Sの対策にしっかり時間をかけると、22~23点で安定するようになりました。
(24点以上とるのはよっぽど発音うまくて流暢でないと難しいのでは…と思ってます。)
ドナルド受講後の、パート別の対策は下のように取り組みました。
■パート別対策
◯Part1,2
・回答ネタを暗記しまくり、どんな問題でも対応できるようにする。
(ex:英語勉強、旅行、趣味、彼氏/彼女、音楽、バイト、大学時代、仕事の部下/同期/ボス、など)
◯Part,3,4
・問題を多くこなし、各トピックになれる
◯Part5,6
・Part5は後半の自分の主張ネタを蓄え、どの問題でも応用する
(ex:学生で一番重要なのは勉強/時間なのでxxをやるべきではない、学生はお金がないので教科書に使うべき、など)
・part6(or part4)は日常会話で使わない学術的単語が出がちなので、問題数をこなし慣れない単語を使ってしゃべることに慣れておく。
こんなところですかね。。。!
ちなみにSpeakingが留学先でのリアルな会話で役に立ってるかというと微妙です(笑)
会話の中でPart1,2の練習で記憶したことがたまに使えるので、その時は淀みなく話せます。それ以外の場面ではSpeakingの効果を感じる場面はありません。所詮はテストのための対策なのでしょうか...
留学先で会話する上でSpeakingの対策よりも役に立っているのは、発音の対策です。
以前ドナルドの教室で、Brianという人が発音の対策講座を開いていました。
このBrian、ドナルド主催のパーティーでたまたま会ったのですが、話してみるとあまりにも発音が聞き取りやすく驚いたので、なんでそんなに発音が聞き取りやすいんですか!と聞いてみたところ、発音矯正のプロらしく授業を開いているとのこと。すぐさま申し込み一ヶ月間対策をしました
。
この授業では各アルファベット、発音記号で使う口の動き・下の動きを分かりやすく教えてくれました。発音をきちんと学んだのは初めてだったのでとてもおもしろく、少しずつですが発音も改善されていったように思います。
その後も色々と発音の練習を続けたこともあり、留学中では稀にネイティブのクラスメイトに「発音いいね!」と褒められることもあります(!)
とはいっても「は?なんて言ったの?」と聞き返されることのほうが多いですが、、、
それでも、たまにこうして言ってもらえると励みになりますよね!
ちなみにこのBrianの授業、今年の春にドナルドに聞いてみたところ、Brianが別の職についた関係でもう開催されていないとのことです。
残念ですが、もし街中でやたら発音の聞き取りやすいBrianを名乗る男性を見つけたら、発音レッスンをお願いしてみるといいかもしれません!
では
TOEFL対策~Listening~
9月から遂に授業がスタートし、早速予習やグループワークに追われています…!
やるべきことが多く大変ですが、遂にビジネススクールスクールが始まったんだなという感じで、世界各国から集まったクラスメートと充実した日々をすごしています。
学校関連で書きたいことも多いのですが、前回からの続きということで、今回はTOEFL Listeningについて書きたいと思います。
■TOEFL Listening対策
TOEFLのリスニングは純ドメにとって恐らく最大の関門になるかと思います。
専門的な講義が5分以上続く問題。日本語でもよく分からないものを英語で聞くなんて不可能なのでは…と思っていましたが、根気強く対策すれば高得点がとれるようになります。
当初L 14点からスタートしましたが、最高点29点が取れた時は自分でも驚きました。自分の中である程度勉強法が固まっていると思っていますので、参考になれば幸いです。
◯獲得スコアの変遷(Lのみ記載)
・初回 14点
・10回目~20回目くらい 20点前半
・25回目 29点
・出願時 29点
◯スコア別対策内容
▽15点~17,8点時の対策
葛山先生のweb TOEFLを利用していました。
当初、Lをどうやって勉強したらいいかわからなかった私にとって、一から丁寧に勉強法をレクチャーしてくれ、教材の難度もそれほど高いものではないweb TOEFLは非常に有効でした。
大幅なスコアアップには繋がらないかもしれませんが、焦らず土台を固めるという意味では良かったと思います。
▽18~20点台前半の対策
予備校にいくつか通いましたが、スコアが伸び悩む低迷期でした。
予備校の中でもYESのLクラスは良かったと思います。ひたすらディクテーション(音源を一行ずつ聞き、一字一句書き留める。それを通して自分が苦手な表現、聞きづらい単語などを把握・克服する)をしました。
▽20点台後半にいたるまで
21~22点が取れるようになったあと、数ヶ月全くスコアが伸びなかった時期がありました。そんな状況で以下の予備校に通い、勉強方法を改めたことで、リスニング29点をとることができました。
◯予備校
・Andy田開先生の勉強会
予備校なのかわかりませんが、下のブログを書いている田開先生が定期的に開催している勉強会に参加しました。
http://andymina.blog136.fc2.com/
この勉強会は月に何回か不定期に開催されます。
基本的に一人一回参加すればよいもので、内容としては「この教材使ってこういう勉強のやり方したらハイスコアでるよ、それじゃあちょっと勉強方法練習してみましょー」というものです。なので、その勉強会参加=ハイスコアというよりも、その後の自助努力次第なところが大きいです。
ですが、勉強法に悩んでいた自分にとってはこれがかなり効果的でした。
◯教材
・Hackers TOEFL Listening 3rd iBT Edition David Cho
上記サイトでもおすすめされていますが、この教材が色々使った中で一番良かったです。
良い点
・難易度が高い:本試験より難しいのではと感じる問題が多数収録されています。
・カテゴリ分けされている:トピックごと(科学、地理、歴史、など)にページが分かれているので、苦手なパートを集中して対策できます。
・問題量が多い:かなり分厚いので、やってもやっても終わりません
使いづらい点
・分厚くて重いので、持ち運びに不便です。通勤カバンに入れて持ち歩くのは不可能かと…
私は取り組むページをコピーして持ち歩いてました。
◯勉強法
(以下は勉強会で教えてもらったことを自分なりにアレンジしたものです。勉強会のネタバレではないと信じてますが、問題ある場合は誰かおしえてください...)
上記の教材を以下の方法ですすめました。
①携帯にmp3の再生速度調整アプリを入れる
②問題集を1.3倍速くらいで解く
③内容がイメージできるまで何度も聞く
④答え合わせし、どうしても聞き取れなかった箇所のスクリプトを確認する
⑤全体を聞き直し、脳内で内容が絵で瞬時にイメージできるようになるまでなんども聞く
⑥①~⑤を一日最低1時間行う
速度調整アプリは「Audipo」を使いました。(携帯はiphone5です)
https://itunes.apple.com/jp/app/audipo-bei-su-zai-sheng-erkopi/id607971056?mt=8
速度調整・再生位置の指定が簡単なので、スピード調整や、特定箇所を繰り返し復習するのにかなり役立ちました
また1.3倍速くらいに慣れると、本番がゆっくりに聞こえます
この方法をL 20~22点くらいの時にはじめ、2ヶ月間毎日取り組んだところ、L 29まであげることができました。
最初は難しすぎてやる気が失せる瞬間が多々ありますが、確実に効果が出てきますので気長に取り組んでみたら良いかと思います。
長くなりましたが、このあたりかと。
リスニングの勉強は成長が実感しにくく、長期スパンでの勉強が必要です。
ですが、リスニング力が中途半端な状態でビジネススクールに合格してしまうと、教授やクラスメートが何を言ってるのかわからず苦労してしまう可能性もあります。
そんな事態を避けるためにも、この記事がリスニング力アップの役に立てれば幸いです。
では
TOEFL対策~Reading~
TOEFLを受ける際におそらく最初の壁になるであろうReading。ここで安定して27~30点あたりをとれるようになると、100点突破に一歩近づくのではないでしょうか。
自分の場合、TOEFLを受け始めた最初の頃は単語力も読解スピードも無かったため最終問題までたどり着かずに終了、ということもありましたが、最終的にはなんとか30点が取れるようになりました。そこで、30点獲得までの変遷や、実際に行った対策などをまとめてみました。純ドメの人でも対策次第で満点が狙えるセクションだと思いますので、何かしらの参考になれば嬉しいなと思います。
◯獲得スコアの変遷(Rのみ記載)
・初回 15点
・10回目~20回目くらい 20点前半~25,6点
・23回目 30点
・出願時 27点
今見返すと初回15点はなかなか悲惨…。後半ほぼ勘で答えてるであろうことがスコアから伺えます。
初めて30点が出た時は、そこまで確信がなかったので家のパソコンで結果をみて雄叫びをあげる程驚きました。
◯スコア別対策内容
・Rの対策で大切なのは「単語」「速読」「問題演習」だと思っていますので、その3つに分けて、実際に行った対策を書いていきたいと思います。
▽15点~20点時の対策
・単語
単語帳としてwebでよくキーワードに挙がる3800を選択。レベル1~2くらいまでを覚える。
・速読
速読の重要性に気づいておらず、特に対策なし
・問題演習
barronsやOfficial Guideを演習。復習は少なめ。
⇒この時点での反省点
・このくらいのスコアの際に圧倒的に足りていない力は単語力。単語をレベル3くらいまでは仕上げるべきでした。
・問題演習の復習を徹底するべきでした。復習の過程で問題文を読み返し、淀みなく理解でき、脳内で図がイメージできるレベルまで読み返すことで、最初は時間がかかっても、叙々に読解スピードがあがってきますが、この時点では復習を軽視していました。
▽20点~25点時の対策
・単語
3800をレベルまで暗記。その後、「同義語とあわせて覚えるTOEFLテスト頻出英単語4000」に切り替え
・速読
Japan timesや朝日新聞の英語記事を多読。ペンギンリーダーズで多読。
・問題演習
公式模試を購入して実践。
⇒この時点での反省点
・読解スピードに難ありとようやく気付き、英字新聞やネット記事などよ読みあさりました。英語を英語のまま理解する訓練に役立ったような気がしていますが、本当に効果があったかはよく分かりません。
・問題演習をもっと行うべきでした。Barronsやオフィシャルガイドでは難易度に乖離がある(本番の方が難しい)ため良い練習材料を探していましたが、中々みつからず。
▽25点~30点時の対策
・単語
単語帳を完了させた後は問題演習時に遭遇した知らない単語をノートにまとめ、オリジナルの単語帳を作成。隙間時間にチェック
・速読
問題演習中心に切り替え、速読練習はストップ
・問題演習
Andy先生の勉強会にて模試約30セットを購入。3回程繰り返しとく。
◯おすすめの参考書など
・単語:「同義語とあわせて覚えるTOEFLテスト頻出英単語4000」
3800も使いやすいですが、個人的に
- 索引がレベル別にわかれており、使いづらい
- 時折、「本当にこんな単語でるのか?」というような、問題演習でも全くみかけない単語が出てくる(あくまでも私感)
といった理由より、上記単語帳に切り替えました。
この本はAffinityでTOEFLを教えている(2013年4月時点)内宮先生の著書です。
3800と遜色無い単語の網羅性に加え、同義語も合わせて覚えられるので重宝していました。
・速読:「ペンギンリーダーズ」シリーズ
参考書では無いですが、速読・多読用に使っていたので記載します。
まず、速読のコツとしては「簡単な英語を、できるだけたくさん読む」ということです。帰国子女やネイティブでない限り、これまでの人生で読んできた英文の数はそこまで多くはないはず。そんな状態で突然アカデミックな英文を読んでも、理解は覚束ないしましてや時間のプレッシャーの中ではすんなり頭にはいってこないのではと思います。
自分の場合はそうでしたで、この「ペンギンリーダーズ」を使用しました。
これは、童話や有名な映画など、誰でも知っている話が簡易な英文で書かれている薄めの本です。これを大量に購入し、勉強に疲れたときや移動中などに読んでいました。
英書ですが、Amazonを使えば買えます。都内だと、東京駅近くの丸の内オアゾの本屋でたくさん売っていました。
ちなみにこの勉強法は、Affinity野口先生に教わった方法です。
・問題演習:Andy先生の授業で買える模試のセット
Andy先生というTOEFLで119点とってる富山在住の方がいるのですが、この方が月に何回か東京に来てTOEFLの勉強会を開いてくれます。
ここで、さまざまな教材を教えてくれるのですが、その中にこの模試セットがあります。
この模試は、WEBで買えるETSの模試とほぼ同じ形式をしており、パソコンを通して本番さながらの画面で練習できるので、実践感覚を養うのに最適です。
RLSW全てのセクションが入っているため、Rのみに限らず全ての練習に使えます。
この模試を購入後は、以下の方法でひたすら解き続けました。
- 各問題を時間を計って解く。
- 各問題ごとに時間をはかり、時間をロスした問題の原因を理解する
- 苦手なトピックを集中して取り組む
- 知らない単語が出た際は自己作成の単語ノートに書き込む
- 復習時は脳内で図がイメージできるレベルまで読み込む
- 各問題を3ループは行う
◯予備校
・個人的にRは予備校なしで行けると思います。予備校に通っても結局単語暗記と問題演習なので、自分で問題を解いたほうが効率的かと思います。(本当に分からないところに時間を割ける。「今日はRこれだけやってあとはLやろう」などといった調整ができる)
・といいつつ、受験時は自分の勉強法があっているのか不安だったこともあり、いくつかRのために予備校に通いました。効果の体感・授業後の継続的成長の実感という意味では、上述のAndy先生が一番でした。
以上です。
長々書きましたが、30点ゲットできる役に立てば嬉しいです。
では
TOEFLの試験会場
TOEFLの受験会場はお茶の水ソラシティが一番よいと思います。
2、3年前ですとオススメ会場は複数ありましたが、2014年頃にソラシティ会場ができて以降、良い会場はほとんど無くなった(=ソラシティに統合された?)と思います。
ソラシティは綺麗で防音環境充実、係の人の対応もしっかりしているので、余計なストレス無く受験できます。実際に最高スコアはこの会場で出ました。
今でもおそらく人気会場で予約がとりにくいかと思いますが、TOEFLの予約は意外とキャンセルが出ます。
TOEFLのweb予約で会場選択画面をひたすらF5を押して更新していると、突如ソラシティが現れ予約できたということが何度かありました。
なので、一度見て空いてなくても粘ってみてみるのもいいかもしれません。
※最後にTOEFLを受けたのが2014年9月ですので、今は状況が変わっているかもしれません。そのあたりはご了承ください。。。
TOEFL対策〜受験スケジュールを立てる際の注意点〜
今回から何回かに分けてTOEFL体験談についてつらつらと書いていこうと思います。
にっくきTOEFL。超純ドメで英語苦手人間の自分は本当に苦しめられました…
30回近く受けたのでもう思い出すのも嫌なくらいですが、今後TOEFLで困る方々に何かしら役立つことが残せればと思い書いて行こうと思います。
ちなみにTOEFL受験前の英語力はこちら。
・受験2年前:TOEIC 600点
・受験直前:TOEIC 830点
・英語の試験などは最低限以下のレベルでなんとかやりすごしてきたタイプ。
・1ヶ月程イギリスに語学留学の経験あり。
このレベルで初回TOEFLを受けた結果、58点。
低すぎてどのビジネススクールにも出願不可、もはや出禁レベルのひどい点数ですが、受けた当初はこれが低いのかどうかもよくわからず「まあこんなものか」と悠長なことを思っていました。
こんなレベルからスタートしましたが、2年以上かけなんとか101点まであげることができました。(各セクションの最高スコアを足すと105点になりましたが、スコアが最後まで揃わず101で出願)
このような英語歴ですので、このTOEFL関連記事も、純ドメでTOEFLに苦しんでいる or今後苦しむ可能性がある人向けに書いていこうと思います。
まずTOEFL受験全般について簡単に何個か記事を書いたあと、各セクションについて書いて行こうかと思います。
今回はTOEFLの受験スケジュールについて。
◯TOEFL受験スケジュールを立てる際の注意点
純ドメで英語に苦労しているという人の場合、TOEFL攻略には非常に時間がかかります。
例えば、「ようやくTOEIC800超えた!TOEFLに移行だ!」という状態の場合、体感的には100点超えまで1年半~2年はかかるイメージです。
もちろん意外と難なくスコアゲットする方も世の中にはいると思いますが、基本的にはそういう人は少数派だと思います。
ネット上の合格体験記を見ていくと、「TOEFLは一回でサクッとクリア」「初回110で終了★」などの体験記がありますが、彼らは帰国子女とか、もとから英語超得意とかそういった方々、いわゆる選ばれし者だと思ってください(笑) そのような方々と同じタイムスケジュールでMBA受験のスケジューリングをするのは非常に危険です...!
純ドメで帰国子女では無い方でTOEFLを短期間で終了するというのは、どうしても難しいのかなと思います。合格体験記のようにTOEFLですぐにスコアをゲットできる前提でスケジュールを組むと、大体思うようにいきません。 長期戦覚悟でスケジュールを組まれるのが良いかと思います。極端に言えば「自分はMBA志願者の中で最も英語力が低い無謀な人間...」という戦略的悲観的観測のもとスケジュールを立てていかれることをおすすめします(笑)
私は基本的に楽観的な人間なので、web上の強者の方々の体験記を勝手に参考にした結果思うようにスコアメイクできず、8回程スケジュールを立て直しました。完全な自業自得なのですが、スケジュールを変更するたびに「自分は当初の予定通りにすら進められない弱い人間なのでは...」「そもそもなぜ受験をしているんだろう...」「もう全て投げ出して森へ行きたい...」というネガティブな思考に支配されてしまい、勉強がさらにはかどらなくなるという悪循環が発生していました。そうならないためにも、どうかスケジュールを立てる際はお気をつけて…
最後に自分のスケジュールを載せておきますので、ご参考ください。
2012年1月:TOEIC 830点獲得
2012年3月:TOEFL初受験 58点で撃沈
2013年1月:TOEFL5回目 80点。
2013年6月:TOEFL10回目 85点。その後80点後半をしばらくさまよう。
2014年1月:TOEFL20回目 90点 初の90点越え。
2014年4月:TOEFL25回目 101点(R27、L29、S20、W25)。遂に100突破!→出願スコア
2014年5月~9月:継続して受験するもスコア更新ならず。出願スケジュールを考慮し、TOEFL受験を終了
見返すと約2年半受験し続けてますね。信じられません...!
TOEFLは個人的にMBA受験で一番きつかったですが、その分英語力も(昔と比べれば)TOEFL受験を通して向上できたと思います。
MBA留学がスタートして間もないですが、、英語の読み/聞き/書き/話しスキルの根底にTOEFLで培ったものがあると感じてますし、やってよかったかなあと思います。もう二度と受験したくないですが(笑)
では
MBA受験開始〜合格までのスケジュール(2012年〜2015年)
スペインに住み始めて約2週間たちました。スペインは思ったより暑くないです。気温は35度くらいになるのですが、朝夕は涼しくて、昼も木陰に入れば涼しいし、木もそこらじゅうに生えているので避暑が簡単にできます。あと乾燥しているので、日本のように何もしてなくても汗が止まらない!なんてことはないです。
物価も安い。特にスーパーは安くてうまい。自炊がんばり中です。スペイン生活についても今度書きたいですね。
さて、今日はMBA受験の体験記を簡単にまとめました。といっても内容はほとんど体験記がまとめてあるサイトに記載したものと同じですが、、、
今後各内容の細かい部分については、各章もっと掘り下げて触れていければ良いなと思っています。
それでは、どうぞ!(長いです!)
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受験校:IE Business Schoolのみ
合格校:IE Business School
性別: 男性
出願時年齢: 【26歳~30歳】
海外経験の有無: 【~1年未満】
費用: 【私費】
受験した試験: 【GMAT/TOEFL】
奨学金: 【取得済み】
◯バックグラウンドや職務経験などについて
2010年に大学卒業。その後日系IT企業に入り、官公庁市場向けにITインフラ基盤やクラウドサービスなどの提案を行うプリセールスの部隊に所属していました。文系・純ドメです。
◯Why MBA?
・そもそものきっかけ
大きなきっかけは大学4年の時です。リーマンショック直後の就職活動で49社連続で落ち絶望していました…その他にもいろいろとダメージを受ける出来事が続き、自分の力の無さを痛感した期間でした。この頃に、漠然とですが「やりたいことを実現する人は皆努力している」「このままでは世の中にインパクトを与えることができるような人間には到底なれない」「ダラダラ生きていては何も成し得ることができない」という考えを強く持つようになりました。何になりたい・何がしたいということは未だ不明確でしたが、元々キーワードだけ知っていたMBA(を取得するプロセス・経験)が自分にとって助けになるのではと、少しずつ考えるようになりました。
・具体的なwhy MBA
私の実家は、祖父が80年以上前に起業し、現在は父親が会社を経営しています。今後どうなるか分かりませんが、仮に自分が先代を継ぐのであれば、ただ単に後継し地元に帰り既存ビジネスを安定的に伸ばすだけでなく、能動的にチャレンジできる環境を自分で作っていきたいと思っています。例えば、既存ビジネスはほぼ国内のみですが、それを海外に展開し、アジアなどの途上国相手にビジネスができるようになれば面白いと思っています。祖父が起業し父親が日本で土台を作った会社を、自分の代で海外に展開していく。そのような仕事ができるなら挑戦してみたいと思うようになりました。もちろん元々勤めていた会社でも貴重な経験はたくさん積むことができますが、これまで述べたようなことを実現するには足りないこともあるように感じ、MBAを志すようになりました。
※と、色々と書いたものの本当に継ぐかどうかはまだはっきりとは決めておらず、今後どのオプションをとったとしても最前線で活動できるように自分を鍛えておきたいという気持ちも強く持っています
・留学後のビジョン
上記の通りすぐファミリービジネスに入るというよりは、まずはどこか別の企業に入り、MBAでトレーニングしたことが実務の場でどう活用できるか試してみたいと思っています。具体的には、国際展開を試みる事業会社などに入り、New Business Developmentに関われればと思っています。
◯受験スケジュール
2012年3月:TOEFL初受験 58点で撃沈…手も足も出ず。以後しばらく独学を続ける
2012年5月:西海岸ビジット。Stanford、HaaSを訪問。授業も見させてもらい感動。日本人在校生と食事など。
2012年8月:カウンセラーと初面談。今後のスケジュールやwhy MBAなど相談。以後2~3ヶ月に一回のペースで進捗を面談。
2012年9月~12月:webTOEFLを使い学習。WritingはJohnのサービスを利用。
2013年1月:TOEFL5回目 80点。Affinityで勉強方法相談。
2013年3月~5月:AffinityのリスニングコースやE4TG利用。
2013年6月:TOEFL10回目 85点。その後80点後半をしばらくさまよう。
2013年8月:GMATに着手(もともと2014年入学を目指していたため) YESのSCコース、AffinityのCRコース受講。一時的にTOEFL・GMAT・エッセイの三重苦に陥る。体力的・精神的にあまりにきつく、この年のアプライを断念。再びTOEFLに専念することに。
2013年12月:LingoのTOEFL100点越えコース受講。
2014年1月:TOEFL20回目 90点 初の90点越え。
2014年2月:Andy田開先生の勉強会参加し、RLSW全ての勉強法を見直す。100点突破のターニングポイント!
2014年4月:TOEFL25回目 101点(R27、L29、S20、W25)。遂に100突破!→出願スコア
2014年8月:YES SCコース再開。
2014年9月:GMAT初受験し撃沈。PrepやOGを中心に学習。濱口塾開始。
2014年12月: IEの出願に絞り、4月頃出願を目標にエッセイ準備開始。
2015年1月:GMAT学習をタイムオーバーと判断し終了。IEはIE Testで受験することに。
2015年2月:エッセイの日本語版完成。英語版作成開始。推薦状の依頼。IE Test対策
2015年3月:エッセイの英語版完成。その他出願書類の準備。Matthewとインタビュー準備開始。IE Test受験。
2015年4月上旬:IE出願。出願二日後に書類通過の連絡。インタビュー対策継続(8回)
2015年4月下旬:IEインタビュー。インタビューの二日後、メールで合格通知!!3年かかった受験ついに終了。
◯ビジネススクールや受験方法についての情報収集
アゴス主催のイベントなど、多くの学校が参加するイベントには可能な限り参加するようにしていました。IEを第一志望とした後は、全てのIEイベントに参加し、IE Japan OfficeやAdmissionと積極的に連絡をとるようにしました。また、現役生と何度かSkypeで会話するなど、なるべく多くの卒業生・現役生と連絡を取り、その内容をインタビューにかなり盛り込みました。
◯キャンパスビジット
2012年のゴールデンウィークにStanford、HaaSにビジットしました。実際の授業に参加したり日本人学生とランチをするなど、非常に刺激的で受験のモチベーションが一気に高まりました。最終的にビジット先には出願しませんでしたが、学校の雰囲気を知るためにビジットはとても有意義ですので、時間があれば是非行うべきだと思います。
◯TOEFL
初受験:2012年3月 58点(R15 L14 S14 W15)
出願スコア:2014年4月 101点(R27,L29,S20,W25)
各セクション最高スコア:R30 L29 S22 W26
◯TOEFL勉強法
・Reading
「単語」と「読解スピード」と「問題演習」が重要と思います。
単語:80点位までは3800を使っていましたが、途中から「同義語とあわせて覚えるTOEFLテスト頻出英単語4000」に変更しました。(AffinityでTOEFLを教えている内宮先生の著書) 3800の単語はほぼ網羅されており索引も使いやすく、中々よかったです。90点台後半頃からは、問題演習を繰り返す中で知らない単語が出てきた際は、単語ノートを作成し逐一書きとめ、隙間時間に確認する等していました。
読解スピード:多読を行いました。「簡単で読むのに苦痛にならない内容をたくさん読む」ことを心掛け、ペンギン・リーダーズ系をたくさん買って読みました。
問題演習:模擬テストを何度も行いました。必ず時間を測って行い、25分かかるような問題は18分程度で解けるまで何度も繰り返しました。
・Listening
一番苦手な分野で試行錯誤しましたが、最終的には以下の方法がベストでした。
①難度が高く、問題の再現度が本番に近い問題集を選ぶ
②携帯にmp3の再生速度調整アプリを入れる
③問題集を1.3倍速くらいで解く
④内容がイメージできるまで何度も聞く
⑤答え合わせし、どうしても聞き取れなかった箇所のスクリプトを確認する
⑥全体を聞き直し、脳内で内容が絵で瞬時にイメージできるようになるまでなんども聞く
⑦①~⑥を一日最低1時間行う
L21~22点の頃にこれをはじめ、2カ月間毎日行うことで、29点まで上げることができました。
・Speaking
ドナルドのところに通いました。何回か受け教材がたまったら自分で反復練習をし、淀みなく話せるネタを蓄積することがいいかと思います。
・Writing
田開先生のテンプレート+添削サービスが良かったです。
◯GMAT・GRE
濱口塾、YESを利用しました。
MATHは近年難化が進んでいるようで、prepや巷の問題集よりも本番は難しいです。
◯エッセー
①why MBA、MBA後に実現したいこと、自分の強みなどネタ出し
元FEC木下さんと行いました。2012年夏頃より数か月に一回面談、2014年になってからは月に1回電話で進捗など確認していました。
②日本語でエッセイ作成
まずは文字数を考慮せず日本語で完成させました。その後、木下さん・ビジネスパラダイムのカウンセラーからフィードバックを受け修正し、完成させました。
③英語版エッセイ作成
②で完成した日本語版エッセイを、文字数を考慮せず英文化しました。その後、essayedgeを利用し、ナチュラルな表現・文法ミスチェックなどのアドバイスをうけました。
④英語文字数削減し、完成
600wordsという文字制限に対し、③は1200wordsくらいあったので、まずは800wordsくらいまで減らしました。その後どうしても減らせなくなったところで、Matthewに相談し減らせそうなところのアドバイスを受け、600wordsに収め完成しました。
◯推薦状
2通必要だったので、元上司と以前プロジェクトで一緒だったSEの方にお願いしました。
◯インタビュー
Matthewのインタビュー対策を8回利用しました。(週に2回x4週) Matthewのインタビュー対策はSkypeで行われるので、対策は全て録画し復習しました。Matthewの他にレアジョブで毎日模擬インタビューをしてもらいました。対策を続けるうちに、50個ほどの会話ネタができたので、全てEvernoteに書き移動中などに練習していました。
Matthewのインタビュー対策は、レジュメ・エッセイを読み込んだ上で自分の強み・弱点を分析し、それらをインタビューでどうアピール・補完するかを、過去のインタビューで実際に聞かれた質問に照らし合わせた上でアドバイスをくれるので、非常に効果的でした。
◯MBA受験準備にかかった費用
受験期間約3年間で250万円以上は使いました。予備校やカウンセラーは高額なのでやりくりに苦労しましたが、将来への投資と割り切り惜しまず使いました。
◯進学校の決め手
以下の観点でIEを第一志望に選びました
・アントレプレナーシップを重視している
⇒IEはアントレクラスがcore/elective共に多く、実際に起業する生徒も多数いるなど、アントレに強い風土がある
・ファミリービジネスに強い
⇒IEはファミリービジネスを専門としている教授・クラスがあり、集まる学生もファミリービジネスバックグラウンドの人が多い。
・生徒の多様性
⇒ヨーロッパの学校はどこも学生の国籍豊か。その中でもIEは、2014年のintakeでは90か国以上から集まるなど、特に多様な環境と感じた。
◯資金調達
[準備費用]
給料・ボーナスで生じる可処分所得のほとんどを受験準備に費やしました。予備校への振込などまとまったお金が必要なときは、会社の労働組合が提供しているローンに加入する等してなんとか調達しました。
[合格後にかかる費用]
入学金など膨大な金額が一度に必要となるので、学校提供の教育ローンに入る予定です。
◯奨学金
日本の各種財団が提供する奨学金は大体合格前年の春~秋がアプライ締切ですが、スコアメイクに手一杯で出願しませんでした。
IE合格後、IEが提供する奨学金に応募し、学費の10%程度を返済義務なしでもらうことができました。
◯失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイス
・TOEFL対策を始めて半年間は市販の教材で独学を行っていましたが、さっさと予備校に入るべきでした。効率的な勉強法・ツールを早い段階で知ることが、スコアメイクを早く終わらせる為には必要だと思います。
・学生時代に1年くらい留学しておけばよかったと思ってます。スコアメイクにしてもエッセイ・インタビュー対策にしても、海外経験があるのとないのでは受験プロセスにかかる時間がかなり違ってきます。自分は海外経験ほぼ無しだったので、かなり時間がかかりました。
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以上です。こう見るとかなりボリュームがありますね。。。!
細かい内容についてはまた書きます!
では